すべての訪問看護に、確かな「基準」を。
訪問看護は、病院とはまったく違う環境で、一人ひとりの生活の場に踏み込む専門職の仕事です。医師も先輩もその場にいない在宅で、私たちは観察し、判断し、行動しなければなりません。
だからこそ必要なのは、「なんとなく」ではなく、拠りどころとなる基準です。
訪問看護マニュアルblog は、全国どの事業所でも使える汎用的な訪問看護の実務マニュアルを発信するサイトです。制度・ケアプロセス・接遇・安全・倫理――現場で本当に必要な知識を、体系立てて、実践できる形で届けます。
なぜこのサイトをつくったのか
訪問看護の現場には、こんな課題があります。
- 教育が事業所ごとにバラバラ。新人が学ぶ内容や質が、環境によって大きく変わってしまう。
- 「先輩の背中を見て覚える」に頼りがち。体系的な教材が身近になく、知識が属人化する。
- 制度が複雑で、更新も速い。何を・どこで確認すればよいか分からず、自己流になりやすい。
- 一つのミスが、利用者の生命や事業所の信頼に直結する。にもかかわらず、安全や接遇の基準が言語化されていない。
これらは、個人の努力不足ではなく、「共通の土台がないこと」が原因です。
このサイトは、その土台を埋めるためにあります。特定の事業所に偏らない、看護協会が発信するような標準的で信頼できる内容を、誰でも参照できる形にまとめています。
このサイトの3つの役割
1. 標準を示す ―「これができて一人前」の基準
制度・実務・接遇・安全・倫理について、単独訪問の前に必ず身につけるべき水準を明確にします。曖昧さを残さず、「できたつもり」を許さない基準を提示します。
2. 現場で使える ―「読む」だけでなく「実践できる」
理論の解説にとどまらず、訪問の1日の流れ、記録の書き方、緊急時のフロー、接遇のNG例など、明日の訪問でそのまま使える具体策を載せます。
3. 守りにつながる ― 利用者・職員・事業所を守る
なぜそのルールが必要なのか、破るとどんなリスクがあるのかまで踏み込みます。知識は、利用者の安全と、あなた自身を守る盾になります。
掲載しているコンテンツ
- 訪問看護オリエンテーション資料(全国汎用版) ― 新人・中途・復職者、看護師・リハ職向けの体系的な導入教材(全11部構成)
- 制度・法令の解説 ― 医療保険と介護保険の使い分け、指示書、記録・報告のルール
- 接遇・マナー ― 「他人の家に上がる」プロとしての振る舞い
- 安全管理・リスクマネジメント ― 感染対策、医療安全、緊急時対応
- 倫理・権利擁護 ― 守秘義務、意思決定支援、虐待防止
※今後もコンテンツを追加・更新していきます。
こんな方へ
- これから訪問看護をはじめる新人看護師・リハ職(PT・OT・ST)
- ブランクや異分野からの中途・復職者
- 新人教育の共通教材を探している管理者・教育担当者
- 自分の知識を整理し直したいすべての訪問看護従事者
使い方
- オリエンテーション資料から順に読み、全体像をつかむ。
- 現場で迷ったときに、該当する章をリファレンスとして見返す。
- 各章の理解度チェック・チェックリストで、自分の到達度を確認する。
運営の姿勢と、大切なお願い
本サイトは、訪問看護の質と安全の底上げを願って運営しています。ただし、制度・報酬・様式は法改正や年度改定で変わります。 実務にあたっては、必ず厚生労働省の最新の告示・通知、および所属事業所の運営規程・マニュアルを優先してください。本サイトの内容は「考え方の標準」を示すものであり、最終的な判断は各事業所・専門職の責任のもとで行ってください。